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青年海外協力隊とは?JICAの期間限定ボランティアで正規職員とは違う

   


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私は青年海外協力隊に参加していた。

なので協力隊について質問を受けることが多い。

しかし、ほとんどの日本人は協力隊について勘違いしている。

・海外青年協力隊だよね?

・JICAで働いているんだよね?

・国際協力のプロだよね?

これらの意見はすべて間違っている。

なので、青年海外協力隊について解説しよう。

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青年海外協力隊とは?

青年海外協力隊とは、かんたんにいうと「JICAボランティア」である。

ここから青年海外協力隊やJICAについて、詳しく説明しよう。

1.青年海外協力隊とは?

青年海外協力隊とは、JICAのボランティア制度の一つ。

・海外青年協力隊

・海外協力青年隊

・青年協力支援隊

などとよばれることもあるが、すべて間違っている。

ただしくは「青年海外協力隊」。

英語ではJapan Overseas Cooperation Volunteers(通称JOCV)である。

日本版ピースコープ

青年海外協力隊は、アメリカの平和部隊ピースコープ(Peace Corps)を参考にしてつくられた組織。

ピースコープは青年海外協力隊と同じような制度のアメリカのボランティア制度。

青年海外協力隊が派遣されている地域には、ピースコープも派遣されていることが多い。

なので、協力してワークショップなどの活動を行うことがある。

ぼくが活動していた村にもピースコープが何人も住んでいた。

例えば、ぼくの村のピースコープは学校で英語教師や農業指導、性教育指導をしていた。

青年海外協力隊よりもピースコープの方が生活費が安く、途中で辞めて国へ帰る割合が高い。

でも、任期終了後の人材としての評価が高く転職活動に有利に働く。

青年海外協力隊の歴史

JICAの前身である「海外技術協力事業団」の事業として「日本青年海外協力隊事務局(JOCV)」が1965年4月20日に設置された。

最初の派遣国は東南アジアのラオス。

2013年までに派遣国は88ヶ国、派遣隊員数は延べ38,300名。

現在は常に2,000名の協力隊員が派遣されており、延べ4万人以上のボランティアが派遣されている。

地域おこし協力隊の元になった

総務省の地域おこし協力隊事業は、青年海外協力隊が元になって誕生した。

地域おこし協力隊とは、日本の田舎に若者を1年から2年間移住体験させて、住民と一緒に村おこしをする制度。

参考:国際協力を行う青年海外協力隊から見た地域活性を行う地域おこし協力隊のイメージ「悩みは一緒でも喜びは違う」

 

2.JICAボランティアとは?

次に、JICAボランティアについて説明しよう。

JICAボランティアには、

①青年海外協力

②シニア海外ボランティア

③日系社会青年ボランティア

④青年海外協力隊・短期派遣

の4つの種類がある。

JICAボランティアの目的は、途上国でボランティアをしたい日本人にその機会を提供すること。

シニア海外ボランティア

シニア海外ボランティアとは、40歳から69歳までの日本国籍を持つ男女が参加できるボランティア制度。

かんたんにいうと、青年海外協力隊のシニア層向けだ。

シニア海外ボランティアは、現地生活費が青年海外協力隊の2倍ほどもらえ、その分国内手当(給料)が少ない。

任国へ家族を連れて一緒に生活することができ、健康診断のためにJICA負担の一時帰国もできる。

もっと詳しくシニア海外ボランティアについて知りたい人は、こちらを読んでほしい。

参考:給料540万円!JICAシニア海外ボランティアとは?年齢40歳以上TOEIC330点から応募できる

日系社会青年ボランティア

日系社会青年ボランティアは、中南米に暮らす日系人コミュニティの支援をするボランティア。

かんたんにいうと、青年海外協力隊の日系人が対象バージョン。

派遣先は日系人が暮らす中南米に限られている。

青年海外協力隊とほとんど同じ制度。

だが、ボランティア活動の相手は日系人なので、見た目が日本人で日本語が話せて日本人と変わりがない場合もある。

そのため、知り合いの日系社会青年ボランティア経験者は、「ボランティア活動には日本語しか使わなかった」と話していた。

青年海外協力隊・短期派遣

青年海外協力隊・短期派遣は、一ヶ月間から一年間の間だけ活動するJICAボランティア。

かんたんにいうと、青年海外協力隊の短期間版。

青年海外協力隊よりも短期間で成果を出すことが求められているので、即戦力となる人材が求められている。

青年海外協力隊・短期派遣を経験してから普通の青年海外協力隊になる人もいるし、その逆もいる。

ぼくの同期隊員でも、青年海外協力隊を経験した後に短期派遣に参加した人がいる。

 

3.青年海外協力協会(JOCA)とは?

青年海外協力隊の運営を行っているのは、公益社団法人の青年海外協力協会(通称JOCA)。

青年海外協力協会は青年海外協力隊OBOGで成り立つ組織。

派遣前訓練の運営など青年海外協力隊を支援する事業を行っている。

私の同期でもJOCAで働いている人が何人かいる。

 

独立行政法人国際協力機構JICAとは?

青年海外協力隊を運営しているのは、独立行政法人国際協力機構(通称JICA・ジャイカ)。

青年海外協力隊を理解するためには、まずはJICAについて理解しないといけない。

1.JICAの目的

JICAは、日本の政府開発援助(ODA)を行う機関。

かんたんにいうと、日本を代表して開発途上国の経済的発展を促すために存在している。

JICAの年間予算は一兆円を超えている。

今のJICAのビジョンは、「すべての人々が恩恵を受ける、ダイナミックな開発を進めます」。

 

2.JICAの事業

開発途上国の経済的発展のために、JICAが行っている事業は以下の通り。

【JICAの事業】

・開発途上国への技術協力

・有償資金協力

・無償資金協力

・国民等の協力活動の促進

・海外移住者・日系人への支援

・技術協力のための人材の養成及び確保

・調査および研究

・緊急援助のための機材・物資の備蓄・供与

・国際緊急援助隊の派遣

 

この中でJICAの主な事業は「途上国への融資」と「技術協力プロジェクトの実施」。

ボランティア事業は途上国のためというよりは、ボランティアをしたい日本国民のための事業。

なので、国際協力のプロとして仕事がしたい人は、青年海外協力隊以外の選択肢を選ぼう。

詳しくはこちらを読んでほしい。

参考:青年海外協力隊予備軍へ伝えたい”プロの国際協力師”になる選択肢

 

3.JICAの資金源は税金

JICAの資金源は、主に日本国民の税金。

平成29年度のJICA運営費交付金は、1,707億1,900万円

外務省に要求する有償資金協力部門の資金は、1兆2,055億円

参考:平成29年度JICA運営費交付金等の予算概算要求について

なので、青年海外協力隊の運営費も税金で賄われている。

青年海外協力隊は常時2,000名が派遣されており、その国内手当(給料)は一人およそ200万円。

なので、それだけで40億円がかかっている。

国内手当以外にも2年間の生活費、往復渡航費、派遣前訓練費、採用コストもかかっている。

なので、「青年海外協力隊一名のコストはおよそ2,000万円」といわれている。

 

4.JICA職員と青年海外協力隊は別物

「青年海外協力隊ってことは、JICAで働いているんですね!?」

と勘違いされることが多いが、青年海外協力隊とJICA職員は別物である。

JICAで働いている職員は、JICAの正規職員もしくは契約社員である。

青年海外協力隊は、ボランティア制度に参加しているただのボランティアである。

そのため、2年間の契約期間が終われば、JICAとは何も関係がなくなる。

 

5.JICAに就職する方法

青年海外協力隊ではなくJICAに入りたい人もいるだろう。

JICAに就職したければ、新卒採用試験か中途採用試験を受ければ良い。

ただし、JICAはめちゃくちゃ人気な就職先なので、東京大学とか京都大学とか海外の大学卒の優秀な人材が集まっている。

 

青年海外協力隊についてのまとめ

青年海外協力隊はJICAの正規職員ではない。

日本人の税金で賄われている国際協力事業の一環。

そして、協力隊はボランティアである。

 

 

 

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