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ジェンダーで学ぶ文化人類学を読了!ジャイカ国際協力の女性参加型開発の参考図書

      2015/12/25


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ジェンダーで学ぶ文化人類学を読んだ感想

世界思想社が出版している「ジェンダーで学ぶ文化人類学」という本を読んだ。

この本はタイトルの通り、ジェンダー(社会的性別)の視点から文化人類学を語った本である。

執筆者はジェンダー、文化人類学を研究されている田中雅一さん、今村薫さん、赤堀雅幸さん、遠藤央さん、常田夕美子さん、小川了さん、中谷文美さん、青木恵理子さん、鈴木七美さん、宇田川妙子さん、荻原なつ子さん、佐藤知久さん、李仁子さん、三田牧さん、小瀬木えりのさん、拓殖あづみさん、川渕裕子さん。

編集者はジェンダー文化人類学研究者の田中雅一さんと中谷文美さん。

この本は文化人類学の中でも特に「ジェンダー」だけに的を絞って書かれた本なので、文献・事例紹介など中身が非常に濃く、この分野を勉強したい人の入門書としてはピッタリだと思う。

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大学でジェンダーに関する文化人類学を学んだ

そもそもぼくがこの本を手に入れたのは、大学一年生の時。

信州大学一年生で選択できる一般教養の講義で、ぼくは「ジェンダーに関する文化人類学」の講義を取った。

その講義で教科書としてジェンダーで学ぶ文化人類学が必要だったので購入し、本を読み講義を受けていた。

そして購入から7年経った今、地球の反対側に位置するパナマ共和国でこの本を読み返した。

ぼくは大学生ではなく、発展途上国で国際協力を行う青年海外協力隊員になっていた。

 

ジェンダーと国際協力

発展途上国で行われている国際協力の分野では、男性同様に女性にも開発に参加できる機会を与える事を目標にしている。

それは裏返せば、今までの国際協力活動では女性に対してプロジェクトを受けたり、技術、知識を学ぶ機会がなかったことを意味している。

今までの途上国開発は、男性中心に行われてきた。

しかし、最近では参加型開発が叫ばれるようになり、その対象は男性だけではなく女性も含まれており、途上国で暮らす女性の社会進出への支援も行われている。

青年海外協力隊でも、ネパールのWoman Development Projectなど女性支援プロジェクトに隊員が派遣されているし、JICAからもジェンダーや女性支援に関わる資料が配布されている。

ぼくも青年海外協力隊・野菜栽培隊員ではあるが、参加している栄養改善プロジェクトには女性の参加者も多く、一年目は国際協力への女性の参加について考える機会が多かった。

そこで、大学時代に購入したジェンダーで学ぶ文化人類学を読み返し、国際協力の女性参加型開発について考えてみた。

しかしそもそも、なぜ文化人類学という学問でジェンダーを取り扱うのか?

 

文化人類学と国際協力

国際協力を行う時には一般的に、援助国と被援助国の二ヶ国以上の国が関係する。

すると文化の違いから問題を生じることも多く、根底にある文化の違いを知り理解し合うために国際協力の場面でも「文化人類学」が利用されている。

そして、文化人類学を学ぶ上で外せないのが、ジェンダー(社会的性別)の問題である。

例えば日本人からは全く想像できない文化・風習といえば、この本でも取り上げられているアフリカ、オーストラリア、南アメリカにある「女性の性器切除や陰部封鎖」だろう。

 

とくにエジプト、スーダン、ソマリアなどのアフリカ北部では広くみられる形式で、残酷であるとして国際的な非難の対象になっている。

引用:ジェンダーで学ぶ文化人類学

 

日本でも黒柳徹子さんなどが女性の性器切除や陰部封鎖を批判し、撲滅キャンペーンを行っていたので知っている人も多いと思う。

しかし、この本では医学的な面から危険性を示しながらも、性器切除の前後には成人儀式があり「なぜ、わざわざ性器切除をするのか?」というように冷静に文化的な背景を考察している。

ぼくはこの姿勢が国際協力では重要だと思う。

被援助国が援助国の価値観から見て間違っている文化を持っているときは、それを批判しすぐに変えさせる前に、一度その文化的背景を探るべきだろう。

国際協力の場面で女性がプロジェクトに参加できないのは、女性は家の外に一人で出てはいけないルールがあるなど宗教・文化的な背景があることが多い。

その場合すぐにそのルールを批判し止めさせ、女性を強制的にプロジェクトに参加させるのではなく、「なぜそのようなルールが出来たのか?」を文化人類学的な見地から探るべきだ。

 

青年海外協力隊の女性とのプロジェクト活動

ぼくが中南米パナマで青年海外協力隊として参加している栄養改善プロジェクトでも、ぼくは女性の参加者が少なく問題だと思っている。

参加者の男性:女性の割合は、8:2くらいだろう。

そこで、「なぜ、女性の参加者が少ないのか?」を探っている。

調べてみると参加者の男性:女性の割合が、2:8の集落もあり、集落ごとに女性の参加率に大きな違いがあることも興味深い。

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まだまだ原因ははっきりしていないが、これには「家庭での女性の役割」に違いがあることが関係していると思われる。

女性が家事だけしている集落と、女性が農作業にも参加している集落があるからだ。

そこでこれからは「なぜ女性の役割の違いが生まれたのか?」を調べようと思う。

 

青年海外協力隊におすすめの本!ジェンダーで学ぶ文化人類学

このように青年海外協力隊でも、文化人類学的な知見から女性の社会的な役割を考える機会は多いだろう。

これから青年海外協力隊になる人には「ジェンダーで学ぶ文化人類学」を読むことをお薦めする。

ジェンダーの知識、文化人類学の考え方は協力隊活動の助けになるはずだ。

 

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【農業経歴】

1988年 長野県飯田市のリンゴ農家に生まれる

2011年 信州大学在学中に、実家のリンゴジュースを東京のマルシェやネットで販売する

2013年 信州大学大学院で農学修士号取得

2013〜2015年 青年海外協力隊として中米パナマ共和国で2年間農業ビジネス支援

2015年〜 農業コンサルタントとして日本、アジア、アフリカで、苺ビジネスのコンサルティング中

・テレビ出演(TBSあさチャン
・週刊誌監修(女性セブン
・書籍の監修多数

【フォトグラファー経歴】

2013〜2015年 中央アメリカで写真撮影を始める

2015〜2017年 世界20カ国を旅しながら風景写真を撮影

2017年〜 日本で人物撮影、企業撮影、イベント撮影を行う

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