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ロバートチェンバースの参加型開発のメリット・デメリット!国際協力の目的ではなく主体性を持たせる手法にすぎない

      2018/01/15


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国際協力の参加型開発ブーム

青年海外協力隊、JICA、国連、NGOなど世界には国際協力をしている人がたくさんいる。

国際協力とは、先進国が発展途上国の経済成長の手助けや人道支援をすることだ。

国際協力の世界で活動している人間で「参加型開発」という言葉を聞いたことがない人はいない。

いたとしたら、そいつはモグリだ。

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ロバート・チェンバースの参加型開発

国際協力の開発学の本には必ずと言っていいほど、「参加型開発をしましょう!」と書かれている。

参加型開発とは、「国際協力活動の計画から実施の段階に村人に参加してもらうことで、主体的に活動に取り組んでもらおう」という概念である。

参加型開発が提唱者のロバート・チェンバースによって叫ばれる前の途上国開発は、先進国の人間や途上国の役人による村人への押し付け型の活動だったらしい。

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その後、「参加型開発は素晴らしい!」という風潮になり、今の国際協力の世界は参加型開発じゃなければ国際協力ではないという雰囲気すらある。

もちろん、青年海外協力隊の派遣前訓練でも「参加型開発は大切です。参加型開発をしましょう!」という話を耳にタコが出来るほど聞いた。

そして、ぼくも参加型開発をすることを青年海外協力隊での目標の一つに掲げていた。

 

国際協力の現場で参加型開発は成功しているのか?

ただ青年海外協力隊としてパナマ共和国で一年間活動してみて思うのは、この国での開発は参加型開発ということになっていても実際には押し付け型の活動になっていると思う。

例えばぼくが所属している農牧省には村落開発専門の部署があり、村落開発をしている。

そこでは参加型開発を提唱していろんな活動を行っているが、職員の活動に同行すると全く参加型開発は行われていない。

職員が物事を決めて村人に決定権はないし、村人は物をもらうために参加しているにすぎない。

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「主体的」という言葉はどこを探しても、ない。

ただし村人は参加型開発なんていう言葉をそもそも知らないし、何も困っていない。

欲しいものをもらうだけもらって、あとは言われたことをこなすだけだ。

 

参加型開発はただの手段

国際協力の目的は、途上国の経済成長である。

国単位ではなく村単位で見ると、持続的な開発だろう。

ぼくが考えるに、発展途上国は参加型開発を求めてはいないと思う。

彼らが求めているのは持続的な開発という結果であり、参加型開発はその手段の一つに過ぎない。

いつの間にか参加型開発をすることが、国際協力の目的になってしまっている気がしてならない。

目的と手段のはき違えはどこの世界でもよく起こる問題だ。

 

農村開発の参考図書、村人が技術を受け入れるとき

ぼくが大好きな「村人が技術を受け入れるとき」という農村開発の本の中にも、参加型開発の意義を問い直す文章が数多く見受けられる。

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そして、自分の青年海外協力隊の活動を通して、参加型開発という手段を使わなくても持続的な開発を行うことは出来ると感じている。

すでに村人に主体性がある場合や必要な技術が明らかならば、技術を伝えることで持続的な開発は達成できる。

もちろんその状況ばかりではないから、参加型開発による農村による状況把握や計画作成が必要とされている。

しかし、猫も杓子も参加型開発ではなく目的は何かを考え、手段を選択するべきではないかと思う。

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