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若者の投票率を上げる必要はない。問題の本質は政治に関心がないことより、社会へ責任を感じないこと!

      2016/05/28


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お金持ちお嬢様女子高校生

政治に関心がないことより、社会へ責任を果たさないことの方が問題。

日本を飛び出し中米パナマ共和国に2年間暮らし、政治について考えることが多くなった。

それは国民に与えるパナマの政治の影響力が日本以上に強くて、不安定で、不透明だからだろう。

おかげで日本とパナマの政治について、比較して考えることができた。

 

日本では若者の投票率が低いこと、若者が政治に関心がないことが問題になっているが、最近ぼくはそうは思わない。

若者が政治に関心がないことよりも、社会へ責任を果たさないことの方が問題だ。

今回は若者と政治について思うことを書こう。

 

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現在の政権と若者の投票率の低さを批判するだけのおじさんたち

日本でもパナマでも全く同じな光景を見る。

それは、政権を批判するだけのおじさんの集まりだ。

 

もともと男性は狩りを行っており、女性よりも社会的な生物だそうで、古代から男性を中心に政治を行う民族が多かった。

その影響からか、全く文化が違う日本とパナマでも男性が集まると会話の内容は同じで、現在の政権の悪口や不満を言い合っている。

ぼくの職場の同僚たちは30代から60代の男性ばかりだが、勤務時間の多く時間を政権への不満を言い合う時間に費やしている。

 

このような大人の特徴は、「政治へ不満を言うだけで本人は何もしないこと」だ。

政府へお金や仕事や保障だけを求めて、自分が社会に対して何ができるかは全く考えていない。

権利を求めるだけで、責任を果たそうとしない。

 

日本でも似たような光景を見てきたし、「うちも同じだ!」と思う日本人も多いだろう。

日本人も3人以上の男性が集まれば、現在の政権への不満を言い合うのが好きだ、そして自分が社会へ何が貢献できるのかを言い合う人はゼロだ。

さらに日本の場合には、若者の投票率の低さや政治への関心の低さも話題になる。

 


首都パナマシティ

 

 

パナマで考えた「日本の若者の投票率を上げる方法」

日本の若者の投票率を上げる方法を、パナマで思いついた。

パナマの若者の投票率が高いのは、投票しないと就職、出世できないからだ。

参考:若者の投票率を上げるには?海外の選挙事例パナマの投票率が日本より20%も高い理由

 

自分が応援する政治家が勝てば自分もバラ色の人生が待っているが、応援する政治家が負ければ自分も失脚する。

日本の政治と就職は切り離されて考えられているが、パナマのように就職活動が選挙と密接に関われば、日本の若者はこぞって選挙に行くだろう。

 

しかし、それで社会は良くなるだろうか?

パナマで政治家や政治家を目指す若者と知り合ったが、全員に共通していることは「自分のお金儲けのために政治家を目指していること」だ。

パナマを良くしようとかこの村を良くしようという気はない。

政治家になることが最も楽に大金を稼ぐ方法だから、政治家を目指している。

 

若者の投票率が高いのも、政治に参加することで社会を良くしようという気はなく、自分のために投票している。

政策もあってないようなもので、投票するかどうかは自分にメリットがあるかないかが決め手だ。

果たして、日本の若者の投票率を上げることに意味はあるのか?

 

パナマ国旗を掲げるイケメン

 

 

 

政治に関心がなくても生きていける社会とは、実は理想郷なのではないか?

見方を変えると、政治に関心がなくても就職できる日本の若者は「幸せ者だ」と思う。

海外では政治に関することに注意していないと、命の危険があるからだ。

 

< 海外の政治に関する事件 >

・メキシコの市長が警察に命令して43名の学生を拘束して、後に犯罪組織が殺害した

・パナマ前大統領は在任中の不正行為が数々判明して、今は裁判所から訴えられている

 ・昨年ブルキナファソでは軍事クーデターが起きた

・アフリカのブルンジ共和国では、大統領が憲法が禁止している三期連続大統領選出馬を表明して、暴動が発生した

 

このように発展途上国では、政治が腐りきっているので、国民が政治に関心を持っていないと生きていけないのだ。

 

メキシコの巨大な国旗

 

 

社会起業、NPO就職を目指す若者たち

政治に関心がない若者が増えていることは、投票率の低さを見ればわかるが、以外にも最近は社会起業やNPO就職を目指す若者が増えているそうだ。

日本には「政治に関心がない若者」と 「社会貢献に燃える若者」がいる。

 

この2つの若者像は相反するようにも思えるが、おそらく二層化しているのだろう。

政治に関心がある若者は社会貢献へ燃えているだろうし、政治に関心がない若者は社会貢献にも関心がない。

 

日本の若者が抱える本当の問題点は、政治に関心がないことではなく社会貢献に関心がないことだ。

権利・安全・医療・教育を保障してくれている社会に対して、国民も貢献しないといけない。

 

 

 

貧困の村の村長が、ボランティアするお金持ち令嬢に求めるモノ

こんなことを考えるようになったのは、2014年2月にパナマの活動している村に、首都に住む超お金持ちのお嬢様私立女子高校生がボランティアプログラムのためにやってきてからだ。

お金持ちお嬢様女子高校生

参考:青年海外協力隊として活動している山奥の集落で貧富の差が激しい二組の兄妹と出逢い考えたこと

 

 

実はこの時、そのお金持ちのお嬢様たちを受け入れていた村のリーダーと、二人で語り合う時間があり、村のリーダーはこんなことを話してくれた。

「別世界で生きている女子高校生たちに、こんなにも貧しい暮らしをしている同じく国の国民がいることを知ってほしい。彼女たちは望むだけ勉強ができるし、望む会社に就職できる。だからこそ自分のために働くのではなく、国のため、社会のために働いてほしい。この村に泊まり込む経験はそのために必要な体験になるだろう」

村のリーダー

 

この農民リーダーと話をしていると、凄く勉強になる。

彼は貧困地域出身だが、学業が優秀で専門学校まで卒業した貧困地域のエリートだ。

若い頃は農業技師として働いていたが、出世して一時は政治家にもなった。

しかし、政権交代の影響を受けて失脚し、今では貧困地域に舞い戻ってしまった。

 

紆余曲折あった人生だからこそ、言葉に重みがある。

そんな彼が裕福な若者に望んでいたことは、寄付やボランティア活動ではなく「社会のために働くこと」だった。

 

 

彼の言葉を聞いて、ぼくは「自由と責任の国」のリーダーの言葉を思い出した。

Ask not what your country can do for you.

Ask what you can do for your country.

 

「あなたの国が何をしてくれるか?」を問うのではなく、

「あなたが国に何が出来るのか?」を問いかけてください。

 

by ジョン・F・ケネディ

 

日本の若者の問題も、本質は投票率ではない。

若者が政治に関心がないことより、社会へ責任を果たさないことの方が問題だ。

自分が社会の一員だと認識して、「あなたの国が何をしてくれるか?」を問うのではなく「あなたが国に何が出来るのか?」を考え始めれば、政治にも無関心ではいられない。

若者が社会への責任を感じるようになれば、政治にも関心を持つようになり若者の投票率も上がるはずだ。

 

さて、こんなことを考えているぼくは日本へ帰ってから、日本のために、世界のために何ができるだろうか?

 

 

 

まとめ

パナマに住んで感じた「日本の若者の政治への関心の薄さ問題」をまとめた。

実際に問題なのは政治へ関心がないことではなく、社会への貢献に対して関心がないことだ。

青年海外協力隊の任期終了後に日本へ帰国してから、ぼくは社会のために何ができるのだろうか。

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宮﨑大輔 Daisuke Miyazaki

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●青年海外協力隊の任期終了後に、フリーランスとして世界中を旅しながら国際協力やビジネスをしている現代版ノマドワーカー
●環境汚染がすすむ世界一の絶景ウユニ塩湖で環境改善プロジェクトを行うためにクラウドファンディングを行い一週間で100万円達成&現在はアドバイザーに就任。

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【 農業経歴 】
長野県飯田市のリンゴ農家に生まれる→信州大学大学院で農学修士号取得→青年海外協力隊の野菜栽培隊員として中米パナマ共和国で2年間農業ビジネス支援→フリーランスの農業コンサルタントとして日本、アジア、中南米、アフリカで、日系企業から依頼を受け4カ国で農業ビジネスのコンサルティングを行っている。

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